元教員のいろいろ 退職に関すること

教員を退職した理由とその後の本音。

三児の母、元教員のはとママです。

2024年3月末で教員を退職しました。

在職は12年でした。

そもそもなぜ教員を目指したのか?

私が教員になりたいと思ったのは小学生のときです。

学校の先生を見て憧れる気持ちがわいて夢見るようになりました。

中高では家庭に居場所がなく、より学校が楽しいと思える場所になりました。

心の支えのような存在といっても過言ではないかもしれないです。

先生や友達が本当に好きで、全力で楽しい学生生活を送れたなぁと思います。

教員へのあこがれが、学校という居場所へのあこがれにもなって、

教員しか考えずに突っ走ることになりました。偶然ではなく、必然だったと思います。

大学も教育学部しか見えず、受験し、なんとか合格。

教員採用試験も1回で合格し、順風満帆そのものだったと思います。

1年目に感じた違和感…

私はもともと堅い雰囲気が苦手だったり、自由な雰囲気が好きでもありました。

たのしいことをしていたいし、子供たちとも楽しく過ごしたい。

でも、教員にいざなってみると、思ってたのとは違う日々でした。

希望の校種に行けなかったこと、

自分の思い描いていた生活ではなかったこと。

何より、子どもたちと楽しく過ごせなかったんですよね。

まじめな性格もあって、教員としての自分が強くなってしまう。

「こうしなければいけない」が強い私は真面目にやりすぎていました。

また、雑務、子どもと接する以外の仕事が多すぎること。

これも苦しい要因でした。

やってもやっても次から仕事がくる。

研究授業に、人からの評価。

頑張りたいけど、なんだかつらい。そんな気持ちで過ごしていました。

教員を退職するなんて、ありえない!と思っていた

そんな一年目でかんじた違和感を抱えながらも、2年目…3年目…過ぎていきました。

耐えて頑張れたのは、やっぱり根本に子どもが好きで、学校が好きで。

そんなポジティブな思いがあったからだと思います。

それがなければきっともっと早く辞めていたはず。

そしてその思いと同時に、まじめで堅物な私の脳内には

「定年前に教員を退職するなんでできない!!!!ありえない!!!!」

そんな考えがずっとありました。

途中で何かを辞めることはカッコ悪いし、定年まで憧れた先生を続けることがかっこいい。

先生にせっかくなれてもったいないし、やめるひとなんてほぼいない。

辞めない安定をとる大勢のほうでいたかった、そんな風に思います。

結婚・出産を経験して気持ちに変化が…

そんなやめられないと思い込み、いや、自分をごまかし、綱渡りのような感じで続けてきた教員も、5年経っていました。

そのタイミングで、結婚、半年後には妊娠。

その間にもいろんなことがあったけど

「子どもを産む、育てる。」

その経験は自分の人生について正面から向き合い、考える大きなきっかけになりました。

「自分の人生これでいいのか?」

子どもとの時間が、私に向き合う時間をくれた。そう思っています。

産休、育休時間はずっと教員をして思考停止してた自分をフラット状態に戻す、そんな時間だったと思います。

教員を退職する、決め手になったのは…?

正直、いずれやめたいと思いながら最後の決心はできていませんでした。

子どもが好きで学校が好きで、授業や教材を考えるのも好きだった。

(分掌が嫌いでしたし、人前で話すのも嫌いでしたが(笑))

そんなとき、復帰にあたって時短勤務をとりたいと校長に相談したところ

「無理!迷惑!」と言われてしまったんですよね(笑)

まさか、まさかでした。(笑)

衝撃でした。

ほかにも戻ってきても浦島太郎!!とか、もはやナニハラ?っていう言葉を数々いわれましたね。

でも、このおかげ?と言っていいのか、私の気持ちは完全に決まりました。

すぐに退職の意向を伝えました。

退職することを校長に伝えたら…

これまた面白い校長先生の反応…

「そのほうが良いと思う。子育てに専念できるね!」

と返されました。

もうあきれる気持ちを超えて面白かったですね(笑)

退職後3カ月経った現在の気持ち

私は家庭第一で働くにあたって管理職の理解は欠かせないと思ったので、この決断は間違っていなかったと今でも思います。

今までそんなに良い校長に当たったことがなくて(笑)そのストレスがなくなったのはうれしいです。

実際に時間の余裕ができたことで、小1の壁も乗り越えていられてるなと思いますし、今の生活に満足しています。

ただ…

子育てを通して自分も大きく変化し、初任から苦しんできた葛藤も乗り越えつつあったので、

教員という仕事の良さ、好きなところも沢山感じるようになっていたのも事実。

なので、後ろ髪ひかれる思いも正直ありました。

もっと仕事量が減って、自分の時間、家族の時間を大切にできる。

教員でもそんな働き方ができる日がくればいいなと思います。

それか子どもが巣立って仕事に全力投球できる日はくれば、教員に戻る可能性もありますね~

とにかく教員という仕事のすばらしさを今の私は知っている。

だからこそ、今後の選択肢としては十分残ってます

あっ!あとは、辞めたら人生終わる!!ぐらいに思ってましたが、終わりませんでした。(笑)

これからは自分の人生を、有限ある時間を、

さらに全力投球で過ごします!!!!!

明日死ぬかもしれない、本当にそういうつもりで生きる。(なぜだか、出産してからこの思いが強くなりました。)

皆さんも後悔しない日々を過ごしましょうね!!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

  • この記事を書いた人

はとまま

3児の母の雑記ブログです。 【経歴】国立大学卒業、教員歴12年で退職。パートで働いています。 子育てもズボラですが全力で楽しく過ごしてます♪ 一生に一度の子育てを楽しみたい方、 知育に興味がある方、 韓国ドラマが好きな方 どうぞ覗いていってください(^^)/

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